2014年06月13日

[旅田卓宗のたそがれ日記](6月13日・与えよ、さらば与えられん)

若い頃から僕はよく教わったものである。

「与えよ、さらば与えられん」

僕はズーッとその教えを信じて来た。

しかし心の底では少し疑問に思って来た。

何故なら最後には与えられることを望んでいるからである。

ところが大衆演劇ファンの多くはひいきの役者さんに与えるばかりで何の見返りも求めていない。

先月、大阪から毎日1ヵ月間、劇団王座を応援するためにやって来た若い女性がいた。

昼公演と夜公演を観るだけでなく、ひいきの役者が踊る度に1万円札を花付けしていた。

夜公演が終わるなり2時間かけて大阪に帰り夜の仕事を明け方までする。

2〜3時間眠り起きてから又、和歌山市までやって来る。

お金がいくらあっても足りないぐらい、ひいきの役者に尽くす。

ある日、僕は感心して尋ねた。

「貴女は役者さんに貢ぐばかりで何にも与えられない、なのにどうして貢ぎ続けるのですか?」

極めてシンプルな答えが返って来た。

「与えること尽くすこと、貢ぐことによって私の心が癒されるのです」

追っかけファンの心理を知り理解出来なかった。

果たして僕にそんな純粋さがかつて、あっただろうか?

男女の問題だけでなく何事に於いても、お恥ずかしながら一度もなかった。

僕には常に下心があった。

大衆演劇に関わるようになってから人の心の純粋さを教えられる日々である。

役者さんに花を付けるのを横目で眺め

「あ〜僕にも少しおこぼれが回って来ないかなあ〜!」

なんて思いながら。

ぺペンペンペン

(読者の皆さん、ありがとう)

(一度大衆演劇をご観劇下さい。支配人 旅田卓宗)
大衆演劇 和歌山新吉宗劇場 公式サイト
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和歌山市に住む元和歌山市長の旅田卓宗です。

選挙に当選したり落選したり、借金地獄に落ち込んだり病気になったり、失恋も数知れず経験したり。
あげくは逮捕され刑務所生活も経験しました。

正に人生浮いたり沈んだり。波瀾万丈の人生を歩んで来ました。

何の力もない私ですが、お役になれる事があれば、何でも、ご相談頂ければ幸いです。毎日喫茶『鈴蘭』にいますから。

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[旅田卓宗のたそがれ日記](6月13日・与えよ、さらば与えられん)


Posted by           at 05:20│Comments(0)
 
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