2014年03月21日
[旅田卓宗のたそがれ日記](3月21日・相談者)
新吉宗劇場の下にある喫茶「鈴蘭」に座っていると、いろいろ相談に来て下さる人がいる。
僕なんか、とても相談を受けるほどの人間ではないが、浮いたり沈んだり過去の波乱万丈の生き方に共感を抱いて下さるからかも知れない。
嬉しいことだ。
ところが行政的な問題ではなく全く答えに窮する場合もよくある。
ある相談者がやって来た。
「あの〜私は軽度の知的障害者なんです」
「ほう〜それでどうかなさいましたか?」
答えつつ質問すると要するに自分は知的障害者であり障害者手帳も持っているのに、家族や回りにいる人が分かってくれない。
だから、みんなに私は知的障害者だと分かってもらえる方法を教えて欲しいとのことだった。
どうやら障害者差別を受けているようだった。
だからと言って具体的に差別を受けているのではなく要は自分が知的障害者だと知ってくれないし知ろうともしてくれないので、知ってもらえる方法を知りたいとのことだった。
僕は困った。
具体的に暴力を受けているというのなら対処の仕様もあるが、そういう風には見えない。
具体的に受けている困っている問題が分からないのだ。
要は分かってくれないとのことだった。
実は自分でも軽度のと話すだけあって何ら知的障害者のようには見えない。
むしろ世の中のこともよく知っているし分別もある。
全く普通の人と変わらないだけに困った。
「島倉千代子の歌に人生いろいろというのがありますね?」
相談者は大きく頷いた。
「でも人生だけではなく人間もいろいろなのです。あなたのことを知るどころか知ろうともしてくれない。確かに辛いでしょう?でも人間には知ろうともしてくれない人もいれば知ってくれる人もいる。少なくとも知ろうとしてくれる人もいる。私はその一人です」
相談者は何度も頷いた。
「だから、あなたが知ってくれないと腹を立てるより、いろいろな人間がいるんだ。知ってくれる人は知ってくれる。知ってくれない人は知ってくれない。そういうものだと考えましょう?そう思えば腹も立たないでしょう?」
「知ってくれないから困っていることがありますか?」
僕の質問に相談者は答えた。
「いいえありません。ただ私は知的障害者だと知ってくれないから困っているだけです」
「だったら無理やり分かって貰わなくてもいいでしょう?相手に合わせて生きて行くと疲れるだけです。相手に合わせず自分に合わせて知ってくれる人は知ってくれるさ!と気楽に考えて前向きに生きて行ったら楽ですよ、素直に正直に自然に生きられるから」
まるで禅問答のような答えしかできなかった。
「私だってそうですよ、刑務所から帰って来てから何度も僕は無実だと叫びましたが、分かってくれる人は分かってくれるが分からない人や分かろうともしてくれない人も多く、一時僕は精神的に参ったことがあります。結果、分かってくれる人は分かってくれるさ!と開き直って前向きに生きることにしました。限られた人生なのに過去や周囲の思いに自分がこだわり続けていくと疲れると分かったからです」
相談者は頷きながら、おもむろに答えた。
「いろいろご苦労なさったのですね?負けずにお互い前を向いて生きて行きましょう」
どちらが相談者か分からないようになり逆に激励されて相談者はにこやかに去っ
て行った。
ぺペンペンペン
(読者の皆さん、ありがとう)
(一度大衆演劇をご鑑賞下さい。支配人 旅田卓宗)

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【人生無料相談所開設】
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和歌山市に住む元和歌山市長の旅田卓宗です。
選挙に当選したり落選したり、借金地獄に落ち込んだり病気になったり、失恋も数知れず。
あげくは逮捕され刑務所生活も経験しました。
正に人生浮いたり沈んだり。波瀾万丈の人生を歩んで来ました。
何の力もない私ですが、お役になれる事があれば、何でも、ご相談頂ければ幸いです。毎日喫茶『鈴蘭』にいますから。
予め以下の携帯電話に御連絡下さればありがたいです。
又、うつ症状に陥り精神的にお悩みの方は私がうつ症状に陥った時に救って下さった女性の心理カウンセラーさんをご紹介します。
私の携帯電話番号は07052684040です。
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](http://img01.ikora.tv/usr/t/a/b/tabita2013/K0050023-1.JPG)
僕なんか、とても相談を受けるほどの人間ではないが、浮いたり沈んだり過去の波乱万丈の生き方に共感を抱いて下さるからかも知れない。
嬉しいことだ。
ところが行政的な問題ではなく全く答えに窮する場合もよくある。
ある相談者がやって来た。
「あの〜私は軽度の知的障害者なんです」
「ほう〜それでどうかなさいましたか?」
答えつつ質問すると要するに自分は知的障害者であり障害者手帳も持っているのに、家族や回りにいる人が分かってくれない。
だから、みんなに私は知的障害者だと分かってもらえる方法を教えて欲しいとのことだった。
どうやら障害者差別を受けているようだった。
だからと言って具体的に差別を受けているのではなく要は自分が知的障害者だと知ってくれないし知ろうともしてくれないので、知ってもらえる方法を知りたいとのことだった。
僕は困った。
具体的に暴力を受けているというのなら対処の仕様もあるが、そういう風には見えない。
具体的に受けている困っている問題が分からないのだ。
要は分かってくれないとのことだった。
実は自分でも軽度のと話すだけあって何ら知的障害者のようには見えない。
むしろ世の中のこともよく知っているし分別もある。
全く普通の人と変わらないだけに困った。
「島倉千代子の歌に人生いろいろというのがありますね?」
相談者は大きく頷いた。
「でも人生だけではなく人間もいろいろなのです。あなたのことを知るどころか知ろうともしてくれない。確かに辛いでしょう?でも人間には知ろうともしてくれない人もいれば知ってくれる人もいる。少なくとも知ろうとしてくれる人もいる。私はその一人です」
相談者は何度も頷いた。
「だから、あなたが知ってくれないと腹を立てるより、いろいろな人間がいるんだ。知ってくれる人は知ってくれる。知ってくれない人は知ってくれない。そういうものだと考えましょう?そう思えば腹も立たないでしょう?」
「知ってくれないから困っていることがありますか?」
僕の質問に相談者は答えた。
「いいえありません。ただ私は知的障害者だと知ってくれないから困っているだけです」
「だったら無理やり分かって貰わなくてもいいでしょう?相手に合わせて生きて行くと疲れるだけです。相手に合わせず自分に合わせて知ってくれる人は知ってくれるさ!と気楽に考えて前向きに生きて行ったら楽ですよ、素直に正直に自然に生きられるから」
まるで禅問答のような答えしかできなかった。
「私だってそうですよ、刑務所から帰って来てから何度も僕は無実だと叫びましたが、分かってくれる人は分かってくれるが分からない人や分かろうともしてくれない人も多く、一時僕は精神的に参ったことがあります。結果、分かってくれる人は分かってくれるさ!と開き直って前向きに生きることにしました。限られた人生なのに過去や周囲の思いに自分がこだわり続けていくと疲れると分かったからです」
相談者は頷きながら、おもむろに答えた。
「いろいろご苦労なさったのですね?負けずにお互い前を向いて生きて行きましょう」
どちらが相談者か分からないようになり逆に激励されて相談者はにこやかに去っ
て行った。
ぺペンペンペン
(読者の皆さん、ありがとう)
(一度大衆演劇をご鑑賞下さい。支配人 旅田卓宗)

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和歌山市に住む元和歌山市長の旅田卓宗です。
選挙に当選したり落選したり、借金地獄に落ち込んだり病気になったり、失恋も数知れず。
あげくは逮捕され刑務所生活も経験しました。
正に人生浮いたり沈んだり。波瀾万丈の人生を歩んで来ました。
何の力もない私ですが、お役になれる事があれば、何でも、ご相談頂ければ幸いです。毎日喫茶『鈴蘭』にいますから。
予め以下の携帯電話に御連絡下さればありがたいです。
又、うつ症状に陥り精神的にお悩みの方は私がうつ症状に陥った時に救って下さった女性の心理カウンセラーさんをご紹介します。
私の携帯電話番号は07052684040です。
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