2014年09月28日

[旅田卓宗のたそがれ日記](9月28日・助け船)

僕には5人の助け船がいる。

1人はいうまでもなくフーセンの寅さん。

しんどくなった時に話したくなる。

生活困窮者の彼がたくましく生き抜いている姿をみるとホッとするのだ。

ただ最近、喫茶店まで来るのにガソリン代が高い高いと愚痴られるのには少々閉口するが。

次は手品師のちょぴっとさん。

彼は本当に親切な人であるだけでなく、何となく話しているとアイデアが湧いて来るように感じて楽しくなるのだ。

多分ピンチになったら得意の手品で次々と1万円札を出してくれるようにも思えて来るからかも知れない。

劇場の演目をボランティアで書いてくれるハッチーほ太郎さんもその1人だ。

彼は信仰心厚い人で話していると宗教の話になり大いに教えられる。

ただ僕は『母即神仏也』に傾倒しているので彼の教えに素直に従わないのだが僕の宗教観を確認する意味で存在感が大きい。

寺の住職である栗田先生も頼りになる1人である。

3年間、獄中にいる時、僕の無実を信じ毎週数冊の本や雑誌を差し入れてくれた人だ。

寺の住職らしからぬ毒舌を平然と吐くのを聞いていると不思議に気持ちが楽になる。

最後はいつもの心理カウンセラーのお嬢さん。

彼女は一見ヤンチャ坊主のような性格なのだが苦しい時にお茶でも飲みながら話をするとフッと気分が楽になる。

もちろん他にも同窓生やら昔からの友人と話すのも楽しいのだが、この5人は不思議に会いたいなと思う時に向こうから勝手にやって来る。

だから助け船になっている。

船が沈没し板切れ1枚にしがみついている時に不意に発見してくれて助けに来てくれるように。

もっともフーセンの寅さんだけは土壇場になると、足で蹴られてやっぱり板切れ1枚奪われそうだが?

ぺペンペンペン

(読者の皆さん、ありがとう)

(一度大衆演劇をご観劇下さい。支配人 旅田卓宗)
大衆演劇 和歌山新吉宗劇場 公式サイト
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和歌山市に住む元和歌山市長の旅田卓宗です。

選挙に当選したり落選したり、借金地獄に落ち込んだり病気になったり、失恋も数知れず経験したり。
あげくは逮捕され刑務所生活も経験しました。

正に人生浮いたり沈んだり。波瀾万丈の人生を歩んで来ました。

何の力もない私ですが、お役になれる事があれば、何でも、ご相談頂ければ幸いです。毎日喫茶『鈴蘭』にいますから。

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[旅田卓宗のたそがれ日記](9月28日・助け船)


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