2015年01月17日

[旅田卓宗のたそがれ日記](1月17日・友人の出版)

[旅田卓宗のたそがれ日記](1月17日・友人の出版)

(写真はうらめし屋の本)

フェイスブックのお友達で裏橋政明さんという人がいる。

まだまだ若いから夢がいっぱいある。

僕にとっては恨めしいのではなく羨ましい限りである。

彼は電気工事関係の商売をしながら作家活動も続けている。

その内、芥川賞か本屋大賞等を受けメジャーな作家として彗星の如く世に飛び出して行くかも知れない。

今日突然やって来て新刊本を届けてくれた。

タイトルは「うらめし屋」何とも奇妙な商売があるものだな?と思いながら読み始めた。

サブタイトルが「あなたの恨み買い取ります」

ただならぬタイトルだけに余計に興味が湧いた。

あの世にいる元詐欺師の男が罪滅ぼしと世の情けのために現世に現れ依頼者に代わって恨みを晴らしてくれるという物語である。

さぞや怖い話かと思いきや実はコミック調の愉快な本だ。

さしずめ僕なんかは僕を陥れた当時の和歌山県警捜査2課の今津警部と山本警部補、それに北検事と樋口裁判長を血祭りに上げてもらいたいもんだねえ〜?

彼らだけは許せない!

オッと皆さん本を買ってあげてね。

ぺペンペンペン

(読者の皆さん、ありがとう)

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和歌山市に住む元和歌山市長の旅田卓宗です。

選挙に当選したり落選したり、借金地獄に落ち込んだり
病気になったり、失恋も数知れず経験したり。
あげくは逮捕され刑務所生活も経験しました。

正に人生浮いたり沈んだり。
波瀾万丈の人生を歩んで来ました。

何の力もない私ですが、お役になれる事があれば、
何でも、ご相談頂ければ幸いです。

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そうこうしているところへ、6月市議会開会日の直前A市議会議員がやってきた。

「市長は本当に不老館がマンションになってもいいと思っているの?」

売り込みに似た話があったのである。

市の方から吉永建設に対して何のアクションも起こさないので、遂に痺れを切らして売り込みに、議員を使って来たのかと僕は瞬時に疑った。

(やっぱり!)そう直感した。

ならば予想通り絶対に不老館を買う契約をしていないのに違いない!

よし、密かに確かめてみようと思ったのである。

A議員が帰った後、直ぐ不老館の持ち主である城東観光の本社を訪ねた。

城東観光の宮下社長とは2年振りだったが旧知の間柄だった。

宮下社長はアポも取らずに突然やって来た僕の顔を見るなり驚きの表情を見せた。

「市長いったい何事よお〜?」

「不老館の事で来ました」

答える僕の言葉の終わるのを待たずに答えが返ってきた。

「あ〜、不老館はもう吉永建設に売った。手付け金も3千万円貰った」

予期せぬ答えにビックリした。

「えっ、噂は本当だったんですか?」

予想が外れ僕は驚いた。

悔し紛れに僕は強い口調で言い放った。

「あんな吉永に何億もの金、作れますか?」

僕の言葉に宮下社長の顔色が一瞬曇った。

「えっ、あいつとこ、よう金作らんか?」

宮下社長が問い詰めて来た。

「吹けば飛ぶような会社だと思いますけどねえ〜?」
 
突き放すような口調で答えると表情を曇らせ不安そうな眼差しを宮下社長が向けてきた。

「実はこの6月20日が決済日になっているんや!もしあいつとこが決済できんかったら市へ相談に行くわ」

彼はそう言ってくれて、その日の話は終わった。

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[旅田卓宗のたそがれ日記](1月17日・友人の出版)


Posted by           at 06:30│Comments(0)
 
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