2014年02月22日

[旅田卓宗のたそがれ日記](2月22日・刑務所)

世の中には、いくら金を払っても入れてもらえない所がある。

それは刑務所という所だ。

いくら入りたくて何千万円積んでも入れてくれない。

もっとも入れられる罪を犯せば入れてくれるが。

去年の今日の翌朝、僕は満期出所した。

本当は一昨年の1月6日、突然保護監察官の面接を告げられた。

事件についての質問で否認すれば仮釈放して貰えないと噂に聞いていた。

「要するに貴方は吉永建設の木下元社長(贈賄被告人)から金を受け取ったのですね?」

「いいえ受け取っていません」

僕は即座に答えた。

「では持って来たけど受け取らなかったということですか?」

「いいえ、持って来たこともありません」

僕の答えに保護監察官はイライラしながら更に追及して来た。

あ〜アホになって適当に答えれば仮釈放されるのに・・・ボンヤリそう考えながらハッキリ答えた。

「では貴方は何をしたのですか?」

監察官の質問に僕は大きく息を吸って答えた。

「何もしていません」

僕は面接室の鉄格子の窓越しに空を睨みつけて答えた。

2ヵ月後、刑務官から呼び出しを受け面接室に行った。

袖に金線の入った幹部らしき刑務官が僕の前に突っ立ち言い放った。

「否認しているが故に回悔の情なしとして仮釈放を取り消す」

要するに僕は仮釈放のレールの上に乗っていたのだ。

あ〜もう一度あの熱砂地獄のような猛暑と北極の果てに打ち捨てられたような極寒に耐えねばならないのか?

あと1年、満期出所まで冷暖房設備のない獄舎で耐えねばならないのか〜!

そう思うと生きて再び出ることができないのでは?と死の恐怖ですら抱いた。

あれから早くも一年経った。

明日は改めて出所祝でもするかな〜?

ぺペンペンペン

(読者の皆さん、ありがとう)

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和歌山市に住む元和歌山市長の旅田卓宗です。

選挙に当選したり落選したり、借金地獄に落ち込んだり病気になったり、失恋も数知れず。
あげくは逮捕され刑務所生活も経験しました。

正に人生浮いたり沈んだり。波瀾万丈の人生を歩んで来ました。

何の力もない私ですが、お役になれる事があれば、何でも、ご相談頂ければ幸いです。毎日喫茶『鈴蘭』にいますから。

予め以下の携帯電話に御連絡下さればありがたいです。

又、うつ症状に陥り精神的にお悩みの方は私がうつ症状に陥った時に救って下さった女性の心理カウンセラーさんをご紹介します。

私の携帯電話番号は07052684040です。

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[旅田卓宗のたそがれ日記](2月22日・刑務所)


Posted by           at 05:30│Comments(0)
 
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