2014年04月18日

[旅田卓宗のたそがれ日記](4月18日・私企業に奉仕する警察?)

僕の友人が昨日朝早く10人の刑事に踏み込まれ任意とは言え和歌山県警岩出暑に引っ張られた。

彼のお母さんから涙まじりの声で電話があり知った。

しかし引っ張られた理由を予め承知していたのでお母さんに心配いりませんよ、夕方には帰って来るでしょうと話しておいた。

事実夕方には解放され警察が自宅まで送ってくれたそうだ。

ことの次第はこうだ。

彼は長年大阪のネット業界で働いて来たが昨年心筋梗塞になり心臓のバイパス手術2ヵ所受けた関係で無理な仕事ができなくなり故郷に帰って来た。

半年ほど養生したが働かなければ生きていけない。

そこで自民党古参の某県議会議員に就職の世話を頼んだ。

やがて某県議会議員の紹介でA社に入社した。

ネットに詳しいことを知ったA社の社長から自宅勤務でいいからネット技術を駆使してA社をネット上で宣伝してくれと指示された。

彼は忠実に仕事に専念し概ね目標ラインまで売り出す仕事をした。

しかし一向に給料をくれない。

堪り兼ねて社長を訪ね給料の請求をした。

ところが意外にも給料を渡すが借用書を書いてくれと言われた。

「そんなバカな?何故給料を貰うのに借用書を書かなければならないのですか?」

彼は断って帰ったものの理不尽さに納得できない。

何の力もない彼はやむを得ずネット上で被害を訴えた。

当然の行動である。

弁護士にも相談できない弱い立場の人にとって企業と戦うにはネット上でA社の不正を訴えることしかできなかった。

困り果てたA社の社長は紹介者の有力某県議会議員に頼み相談の上警察に告発した。

警察は当初事件になる内容のものではないので静観していたところが、しつこく某県議会議員から早く捜査せよと警察に強要したのであろう?

彼は朝早く警察に引っ張られたという。

取り調べた刑事も某県議会議員にはかなわんなあ〜!とぼやいていたという。

事件にならないものを長時間調べる訳にはいかない。

結局夕方帰って来た。

人を雇用して働かせ給料をくれないから早く給料下さいと請求した社員に借用書を書けと強要すること自体労働基準法違反である。

A社も酷いが就職の世話をした有力自民党の某県議会議員も日頃の小遣い欲しさに企業に頼まれ今度は逆に県警察本部に圧力をかけて彼を引っ張り取り調べをさせるとは?常識はずれも度が過ぎる。

又自民党の有力県議会議員の依頼に基づき安易に動く警察も警察である。

警察官は企業の味方ではなく庶民の味方でなければならない筈だが実に嘆かわしいことだ。

政治家と警察権力と組めば何でもできるとは?

怖い世の中になったねえ〜!

ぺペンペンペン

(読者の皆さん、ありがとう)

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和歌山市に住む元和歌山市長の旅田卓宗です。

選挙に当選したり落選したり、借金地獄に落ち込んだり病気になったり、失恋も数知れず。
あげくは逮捕され刑務所生活も経験しました。

正に人生浮いたり沈んだり。波瀾万丈の人生を歩んで来ました。

何の力もない私ですが、お役になれる事があれば、何でも、ご相談頂ければ幸いです。毎日喫茶『鈴蘭』にいますから。

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Posted by           at 06:45Comments(0)