2014年12月20日

[旅田卓宗のたそがれ日記](12月20日・刑務所の冬)

全く身に覚えのない罪で逮捕され否認しているが故に仮釈放を取り消されて、満期出所するまでの5年間の獄中生活の厳しい日々は、出所してから2年近く経った今も忘れられない。

特に厳しい寒さの冬は辛かった。

何しろ空調設備などない。

ただ耐えるしかなかった。

支給された毛布を1枚敷き布団に敷き2枚の毛布を身体に巻き付けるようにし、更に上布団を被って寝ても体温だけではなかなか暖かくならない。

ガチガチ震えながら寝た日々が忘れられないのである。

それに比べれば今は極楽のような日々である。

あの頃のニュースの最大の関心事は天気予報だった。

僕が収監されていた加古川刑務所は姫路の直ぐ近くの播磨地方にあるが、どういう訳か天気予報では播磨地方の最低気温は常に大阪より3〜4度低かった。

大阪が0度なら播磨は氷点下3〜4度なのである。

なんでやねん、大阪から僅か電車で1時間なのに?

天気予報の画面を睨み付けながら毎日うんざりしたものである。

誰も僕の無実を信じてくれないだろう?

警察や検察は平気で犯罪者を捏造する現実を知らないだろう?

裁判官の判決が嘘を真実に変える現実を知らないだろう?

しかし僕は体験した。

否認したが故に仮釈放を取り消され満期出所の日まで耐えた厳しい寒さが無実の証明である。

嘲笑う者は笑うがいい。

しかし冤罪被害者は毎年、数百人は捏造されていく。

明日は我が身であることを多くの人々に知ってもらいたい!

ぺペンペンペン

(読者の皆さん、ありがとう)

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和歌山市に住む元和歌山市長の旅田卓宗です。

選挙に当選したり落選したり、借金地獄に落ち込んだり
病気になったり、失恋も数知れず経験したり。
あげくは逮捕され刑務所生活も経験しました。

正に人生浮いたり沈んだり。
波瀾万丈の人生を歩んで来ました。

何の力もない私ですが、お役になれる事があれば、
何でも、ご相談頂ければ幸いです。
毎日喫茶『鈴蘭』にいますから。
予め以下の携帯電話に御連絡下さればありがたいです。
私の携帯電話番号は07052684040です。

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 第1章 どうして逮捕されるの?獄中の777日間

僕は知った。警察は証拠を隠滅する事もあれば、

証拠を捏造し事件を作る現実を!

そして警察と検察と裁判所が一体だという現実も知った。

僕は訴えたい!果たしてこれで法治国家日本と言えるのだろうか?

明日貴方も犯罪者にされてしまうかも知れないのだから・・・。

獄中生活777日間に及ぶ恐怖の僕の体験を

多くの人々に知って貰いたい。

冤罪被害者を無くす為に・・・。
 
僕は平成15年1月6日午前10時過ぎ、

収賄容疑で逮捕されてしまった。

(全く身に覚えの無い事で逮捕されるなんて、

こんな事って許されるの?)

まるで狐につままれているような日々が、

その日から始まったのである。

前年8月の和歌山市長選挙で、

僕は小指の問題を市民に大きく批判され惨敗した。

引退を決意し、永年ご支持頂いた市民の皆さんへ、

せめてもの感謝の気持ちを表したいと考え、

友人2人と共に市内の幹線道路のボランティア清掃を始めた。

わざとらしいと誹謗する声も聞こえて来たが、

今更格好つけようなんて魂胆は更々無かった。

1軒1軒、礼に回れば何年かかるか分からない。

(エイッ、ヤーッ!)とばかりに、一挙に全市民に、

お礼を申し上げようと思ったまでのことである。

13年余もの間、市長を勤めた男が、

落選するなり作業着を着てホーキを持ち、

道路の清掃をしている姿なんていかにも滑稽だろう。

その姿を市民の皆さんに存分に見てもらい、

大いに笑ってもらおう。

(それでいい!)それが僕なりの市民の皆さんへの

感謝の表し方だと思ったのである。

(続く)



  

Posted by           at 06:25Comments(0)