2013年11月05日

［旅田卓宗のたそがれ日記・11月５日・天皇陛下に直訴］

参議院議員の山本太郎が先日、天皇陛下に招かれた園遊会の場で陛下に福島原発被害の惨状を訴える手紙を渡し直訴したことが問題になっている。

刑事罰を受けるような問題ではないが、天皇陛下を政治利用したものであり憲法違反行為を犯したものであるとして問題になっている。

確かに憲法第４条で天皇の地位について「国事に関することのみ行い、国政に関する権能を有しない」と定められている。

国会議員である以上、憲法を知らなかったでは許されない。

脱原発を訴える趣旨はいいが天皇陛下を政治利用しようとしたことは事実であり問題だ。

では憲法でどうしてこのように明記しているのであろうか？それは言うまでもなく当時の政権が天皇陛下の権威と威光を振りかざし戦争への道を一直線に突き進んだ過去の反省によるものである。

そう考えれば彼の行動は大いに批判されるに値する。

もし山本議員が議員辞職を覚悟してまで脱原発を訴えたいと考え直訴したのなら理解できなくもないが、彼には自らの腹を切る覚悟など更々あるまい。

まあ〜単なる山本議員の売名行為に過ぎないのじゃないだろうか？

辞職を求めるほどではないという声も多いが、先の大戦を招いたように時の政権によって天皇陛下を政治利用されることがあれば、民主主義が崩壊する可能性が生まれることにもなる危険性がある。

従って僕は山本議員を大いに批判する。

そもそも東北の悲惨な現状は山本議員より大手術後にも関わらず再三被災地に足を運んでいる天皇陛下の方が遥かに良く知っていると僕は思う。

僕はこんなタイプの政治家好きじゃないねえ〜！

（読者の皆さん、ありがとう。合掌！！）

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和歌山市に住む元和歌山市長の旅田卓宗です。

選挙に当選したり落選したり、借金地獄に落ち込んだり病気になったり、失恋も数知れず。

あげくは逮捕され刑務所生活も経験しました。

正に人生浮いたり沈んだり。波瀾万丈の人生を歩んで来ました。

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